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鹿児島大学デジタルコレクションとは | IIIFビューワについて | データの利用について | 引用について | デジタル化のあゆみ

鹿児島大学デジタルコレクションとは

鹿児島大学デジタルコレクションは、附属図書館が所蔵する貴重書をはじめとした学術資料(和古書、漢籍、楽譜資料など)の検索や画像データの閲覧ができるシステムです。

地域や鹿児島大学に関連する貴重な資料を広く一般に公開することを目指しています。

 

デジタルコレクションの収録内容

玉里文庫   

島津久光及び玉里島津家の旧蔵書。久光の直筆本、島津家編輯本、和漢書の写本類、薩摩藩関係史誌、幕末洋学関係翻訳書の写本等からなるコレクションです。資料の書誌情報の検索及び、一部の資料は画像データを閲覧することができます。

岩元文庫

旧制第一高等学校教授であった岩元禎氏の旧蔵書。漢籍と文学・哲学関係の洋書からなるコレクションです。このうち漢籍の目録を公開しており、書誌情報を検索することができます。

松本文庫

旧制第八高等学校漢文学教授であった松本亦一氏の旧蔵書。漢籍と和書、医書からなるコレクションで、資料の書誌情報を検索することができます。

その他の古典籍   

奄美大島の近世後期の民俗誌である『南島雑話』や、近世後期から大正初期までの徳之島の様子全般がうかがえる『徳之島事情』等を収録しています。資料の書誌情報の検索及び、一部の資料は画像データを閲覧することができます。

プッチェル音楽資料    

昭和40年に、著作権譲渡とあわせて鹿児島大学図書館へ寄贈された、鹿児島の音楽家エルンスト・プッチェル先生の作品の楽譜や楽曲。楽譜資料の画像と演奏(音声データ)を公開しています。

 

IIIFビューワについて

画像の閲覧にはIIIFビューワを採用しています。IIIF(トリプルアイエフ:International Image Interoperability Framework)は、デジタル化した資料を相互運用かつアクセス可能とするための国際的な枠組みです。IIIFに対応したビューワはいくつか種類がありますが、鹿児島大学デジタルコレクションでは「Mirador」と「Universal Viewer」を使って画像を表示、閲覧することができます。

 

ビューワのご紹介

鹿児島大学デジタルコレクションでは、デフォルトのビューワは「Mirador」です。

 

画面左下にビューワボタンがあり、「Mirador」と「Universal Viewer」の切り替えが可能です。
「Mirador」ボタン、「Universal Viewer」ボタンをクリックすると、それぞれブラウザの別タブでビューワが展開します。ビューワによって操作方法に違いがありますので、お好みのものを選択してご利用ください。
基本的な操作方法についてはこちらをご参照ください。

 

データの利用について

鹿児島大学デジタルコレクションで公開している鹿児島大学附属図書館が所蔵する資料の画像データについては、事前の利用申請をすることなく著作権を侵害しない範囲内でご利用いただけます。

・利用状況の把握と成果物の収集のため、図書や論文への掲載、テレビ放映でご利用された場合は、「お問い合わせ」フォームより、利用した資料名、掲載図書のタイトルや番組名などの情報をご提供いただければ幸いです。

・画像データがない資料の閲覧や、展覧会への出陳など、貴重書原本のご利用については図書館ホームページの案内をご覧ください。

https://www.lib.kagoshima-u.ac.jp/ja/collection/about

 

出典の記載について

鹿児島大学デジタルコレクションで公開している資料を引用する際は、以下の情報を参考に出典をご記載ください。

(記載例)
『資料のタイトル』目録番号(鹿児島大学附属図書館所蔵), 該当資料のURI

〇玉里文庫、岩元文庫、松本文庫、その他の古典籍の例

  • 『通俗国史』玉里・地の部1番2002(鹿児島大学附属図書館所蔵), https://dc.lib.kagoshima-u.ac.jp/item/0119420001
  • 『臨川先生文集』岩元・漢・集部22(鹿児島大学附属図書館所蔵), https://dc.lib.kagoshima-u.ac.jp/item/0203800001
  • 『扶氏経験遺訓』松本・医書の部109(鹿児島大学附属図書館所蔵), https://dc.lib.kagoshima-u.ac.jp/item/0301090001
  • 『南島雑話』貴重(農学部旧蔵)(鹿児島大学附属図書館所蔵), https://dc.lib.kagoshima-u.ac.jp/item/0306250000

目録番号がない資料が一部あります。その場合はコレクションカテゴリ名をご記載ください。

(記載例)
『資料のタイトル』コレクションカテゴリ(鹿児島大学附属図書館所蔵), 該当資料のURI

〇プッチェル音楽資料の例

  • 『荒城の月』プッチェル音楽資料(鹿児島大学附属図書館所蔵), https://dc.lib.kagoshima-u.ac.jp/item/0500030001

 

デジタル化のあゆみ

1996(H08)年玉里文庫 琉球関係資料 32タイトル、63冊を電子化
1997(H09)年玉里文庫 薩摩藩関係資料 117タイトル、645冊を電子化
1998(H10)年玉里文庫 国書及び絵図関係資料 76タイトル、539冊を電子化
1999(H11)年玉里文庫 洋学関係資料 137タイトル、585冊を電子化
2000(H12)年玉里文庫 有職故実関係資料 215タイトル、546冊を電子化
 その他古典籍・雑 2タイトル、6冊を電子化
2001(H13)年3月附属図書館で所蔵している古書籍の目録、楽譜資料の画像・音声データ、学内で作成された文献目録を学外に向けて「電子化情報提供システム」として公開
2009(H21)年リポジトリシステムに移行、「古典籍デジタルアーカイブ」としてコンテンツを公開
2017(H29)年2月新規にデジタル・アーカイブシステムを構築、「鹿児島大学デジタルコレクション」として公開
2019(R01)年国文学研究資料館より玉里文庫資料の画像データ受贈(S53年マイクロフィルム撮影)
2019(R01)年玉里文庫 77タイトル、175冊を電子化
2020(R02)年3月一部資料について画像の学外公開を開始
2020(R02)年玉里文庫 68タイトル、225冊を電子化
2021(R03)年玉里文庫 37タイトル、173冊を電子化
2023(R05)年玉里文庫 35タイトル、82冊を電子化(国文学研究資料館 歴史的典籍NW事業)
 玉里文庫 2タイトル、69冊を電子化
2024(R06)年玉里文庫 35タイトル、275冊を電子化(かぎん「玉里文庫」貴重書保存事業)
2024(R06)年12月鹿児島大学デジタルコレクションをリニューアル、IIIFに対応したシステムに移行